SOLD OUT
貴重な遺構や自然を訪ねて歩く人必携の、八王子城ガイドブック。地図・図版・写真も豊富。
編者:峰岸純夫、椚國男、近藤創
発行:2008.9改訂第3刷(1989.12初版・2001.12改訂)
出版社:揺籃社(揺籃ブックレット)
形状:A5・80ページ
状態:中古B、表紙の右側に折れ目あり
送料:クリックポスト185円
〈「まえがき」より〉
(略)
一九八七年、八王子城山会の会長小松敏盛氏(故人)や、椚國男氏などの御案内で近藤創氏などと八王子城に登った時、山頂で清遊と称して交歓したが、その際この八王子城に登る人々へのガイドブックがあればいいという話が出た。(略)本書は、八王子城を愛するさまざまな分野の人々による、これから八王子城へ登ろうとする人々へのガイドブックである。私たちは自ら楽しみながらこのガイドブックを作ることによって、八王子城落城四百年記念に参加した。
その後、十二年余の歳月が過ぎた。その間に八王子城・高尾山の地下を貫く園央道のトンネル開穿工事が進み、再び八王子城の危機が追っている。この時に当り、本書の装いを改めて新版をつくることとなった。旧版同様に多くの方々に愛され活用していただくことを切に願っている。
(略)
〈「あとがき」より〉
(略)
発行以来早くも十二年経ったが、この間にいくつか重要な出来ごとがあった。その第一は八王子市教育委員会が行った御主殿他の発掘調査で、主殿・会所などの建物群が明らかになり、おびただしい遺物が出土したことである。
第二は、圈央道トンネル工事にともなうボーリング調査で、一九九五年以降山上の「坎井」の水が春先に涸れるようになったことと、翌年春の希少保護種オオタカの発見である。
第三は、八王子城を再び落城させてはならないという保存運動も、この山に眠る一三〇〇名余の戦死者も無視して一九九九年九月末からトンネル工事が強行されたことである。―国は首都東京にある国史跡や国定公園高尾山にトンネルを通すことをどう考えているのだろうか? 環境破壊の罪は重い。
第四は、「八王子城の宝」小松教盛さんと動物学者の金井郁夫さんが亡くなったことである。合掌
旧版はやや拙速の個所もあったが、それでも一万人ちかい読者をえた。この新版は御宝殿他の建物群と出土遺物やオオタカの生息についてなどの新稿が加わった上に、書き直されたものも多く、さらに新説の紹介もあって内容的に充実した。
(略)
〈目次より〉
まえがき 峰岸純夫
父が子どもに語る八王子城の歴史 峰岸純夫・土井義夫
史跡八王子城跡現況遺構図 小松敏盛
登城二〇〇〇回の故・小松敏盛さんの業績 酒井喜久子
八王子城の遺構と遺物 椚國男
御主殿の発掘調査 戸井晴夫
八王子城跡の地質 小森長生
八王子城跡の植物 畔上能力
城山の動物たち 金井郁夫
八王子城跡のオオタカ 小池清
八王子城の水と滝 森真理
八王子城の伝説と民話考 古世古和子
〈創作民話〉-大蝦蟇の涙つぶ 古世古和子
八王子城にある炭窯跡 菊地幹雄
八王子城を見る・調べる 近藤創
城を知る五つのコース(地図) 菊地幹雄
八王子城を歩く-城を知る五つのコース 近藤創・森真理
春先に涸れる坎井 椚國男
圈央道にかかる遺跡 十菱駿武
もっとくわしく知りたい人のために 土井義夫
あとがき 椚国男
表紙写真・清水英雄